「商社九条の会・東京」の発足を記念して、講演会を行いました。
2005年6月24日(金) 講演開始 PM6:30 (開場 6:00)
高輪区民センター
ホール(1F)
港区高輪1-16-25 Tel 03-5421-7616
天木 直人 氏 外交評論家
「憲法は変えてはならないー私がこの結論に至った理由」
講師プロフィール
レバノン大使だった2年前、イラク戦争開始反対の公電を
小泉首相、川口外相に送り、辞職に追込まれた元外交官。
1947年生まれ。 69年外務省入り。マレーシア公使、
カナダ公使、デトロイト総領事を経て 01年2月から
03年8月レバノン大使。同9月、外務省を退職。
著書「さらば外務省!」(講談社)「ウラ読みニッポン」(同)
塩田 長英 氏 明海大学教授
「『憲法』とどうつきあうか」
講師プロフィール
元商社マン。「商社九条の会」の呼びかけ人。
1937年生まれ。59年住友商事入社。67~69年「全商社」副議長。71年から(財)日本総合研究所で政策課題研究に専念。同所長を経て
88年から明海大学教授、アメリカ経済論を中心に講義。
著書 「国際関係論」(多賀出版)他
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第一回講演会は盛会でした
6月24日の講演会は、会場は定員250を越える、274名の参加者で、文字通りいっぱいになりました。(参加者の内訳は、会員 136名、会員外 138名)
内容も、多くの参加者が感銘を受けたと言っておられるとおり大成功でした。
塩田講師 もと商社マンで全商社副議長の経歴をもつ、明海大学教授。
「憲法とどうつきあうか」の表題で、まず近代の個人を囲い込もうとする国家と、自我のせめぎあいについて、憲法や法律が先ではなく人間が先であること、また個々条文そのものではなく、なぜそういう条文が入ったかが重要であること、明治憲法は戦争をしたことで間違いが検証された、現憲法には戦争をしないという歴史観からできており、まだ検証されていない、変えることを急いではならない、と述べました。
天木講師 レバノン大使のときイラク戦争に反対して職を追われた元外交官。
講演の要旨は「憲法9条と平和外交」。イラク戦争には大義がなく、国連憲章・国際法を踏みにじる、アラブを米国とイスラエルに従わせようとするもの、米国内でも間違いであったとの世論になっている。 アメリカは危険な国になった。日本のあらゆる外交政策は米国に従う、テロとの戦いは日本とは関係ない。それを理由に憲法も安保条約の枠すら踏み越えている。 国会議員の9割以上が改憲論になっており、九条は風前の灯火状態、改憲は将来の日本に大きなマイナス、一方今九条を守ることができれば、今後20年は憲法論議ないと思われ、アメリカとの軍事同盟も見直すことにつながる絶好の機会になる。
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憲法は変えてはならない―私がこの結論に至った理由
(憲法9条と平和外交)
前レバノン国特命全権大使 天木直人
☆ はじめに
皆さん、今晩は。《今晩はの声》。今日は商社の方達の集まりと言うことで・・・。
私、外務省に30数年間いまして、その内の22~3年が海外勤務だったんです。私の海外勤務の思い出は、大体、商社の人たちと楽しくつき合わせていただいたことです・・・。
最初に勤務したのがアフリカのナイジェリアという所で、1971~2年だったと記憶しています。当時私は独身で22~3才だったと思うんですけども、その時の三菱商事支店長ご夫妻に随分親切にしていただきまして、「独身で、アフリカで、食事に困っているだろうから」とよく呼ばれて、美しい奥さんの手作りの料理を食べさせてもらった。それ以来、いろんな国に勤務しましたが、大体商社の人達とは仕事も、或いは考え方も非常に近くて、それに遊びもマージャンしたり、ゴルフしたり、旅行したりと随分お世話になりました。今日こういう形で皆さんとまた一緒にさせていただくとは夢にも想わなかったんですけれども。今日は憲法という非常に固い、真面目な話について私の体験を踏まえて話させていただきたいと思います。
講演会に対する感想:(アンケートより)